みんなの知りたいマッサージ情報まとめ
どこよりも分かりやすく!をモットーに情報をまとめました。ぜひ皆様の健康的なライフスタイル作りのお役に立てれば光栄です。
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ガチガチになった背中や肩のコリを解消!
毎日のデスクワークで背中や肩がガチガチ。まるで何かを背負っているかのように背中や肩が重い...そんな辛い症状は「背中のコリ」が原因かもしれない。背中の大きな筋肉が凝り固まると肩・首・腰など身体の他の部分も硬くなり、全身の不調に繋がると言われている。不調の原因を溜め込まないよう、日々の背筋ストレッチを習慣にして、身体のリセットをしてみてはどうだろう。
背中や肩のコリが辛い!その原因は?
まずは、背中や肩が凝り固まってしまう原因について理解することが大切だ。自分に当てはまる点がないか確認してほしい。
姿勢の悪さ無意識に以下のような姿勢をとっていることはないだろうか?
・下を向いてスマートフォンやパソコンを見る
・いつも同じ側の肩や腕で荷物を持つ
・座る時によく脚を組む
このような悪い姿勢や動作の習慣が、筋肉を硬直させる。長時間にわたって同じ姿勢とり続けることや、同じ動作を繰り返すこともコリを引き起こす原因となる。
眼精疲労パソコンやスマートフォンの見過ぎなどで目を酷使すると、まず首・肩が凝り、そのコリは背中まで波及する。最後は上半身全体の筋緊張まで引き起こすこともある。このような状態で目をさらに酷使すると神経疲労を起こし、自律神経の機能が低下する恐れもあるのだ。 以下の眼精疲労の症状に当てはまるものがないかチェックしてほしい。
・目が乾く
・充血しやすい
・視界がかすむ
・瞼が痙攣することがある
・光が眩しく感じる
普段から日常的に運動をしていない身体で、急に激しい運動は控えた方が良い。自分のキャパシティを超えて過度に負荷をかけてしまうと筋疲労を起こしてしまうことがある。適度な頻度で適切な運動を行うことで、背中や肩のコリを緩和するように心がけてほしい。
辛いコリには背筋のストレッチが最適!
背中は身体の広範囲を占める大切な部位だ。背中はあらゆる部位へ影響を与えるため、念入りにほぐすことで他の部位の不調を解消することができる。背中をほぐすのに最適な、背筋のストレッチがおすすめだ。
背筋のストレッチで得られる効果
まずは背中のコリを解消することで、どんな効果が得られるのか見ていこう。
姿勢の改善背筋ストレッチで背中の筋肉を伸ばすと、肩甲骨や骨盤の周りを覆っている筋肉が伸ばされて骨が正常な位置に戻り、姿勢の改善が期待できる。正しい姿勢が身につくことで、腰痛や関節痛などの緩和も期待できる。ただ、非常に個人差の大きい部分ではあるので、それだけで姿勢や脊柱の状態を改善できるとは限らないことは注意しておこう。
体質改善背中の筋肉は、全身の中でも非常に体積が大きな筋肉だ。この大きな筋肉をストレッチすることで、柔軟性が高まり、全身の血行改善になる。血液の流れが良くなると、基礎代謝が上がり、結果的に脂肪燃焼効率が高まる。つまり、太りにくい体質になっていくのだ。また、むくみや冷え性といった体質の改善にもなる。背筋のストレッチだけで劇的に変わるということではないが、コツコツと行うことが大切だ。
肩こりの改善・予防肩こりとは、肩の上にある僧帽筋という筋肉が固くなり、血流が悪くなっている状態を言う。この僧帽筋が硬くなる原因の1つが、背中にある広背筋という筋肉だ。僧帽筋・広背筋を背筋ストレッチで伸ばすことで、背中全体の血行が良くなり、肩こり解消に繋がるのだ。広背筋の柔軟性低下は、肩を前方に突出させ上背部の円背を引き起こすため、いわゆる不良姿勢を改善させ、結果的に僧帽筋への負担を軽減させるといった原理が有力だ。
けがの予防身体全体の筋肉と結びついている背中の筋肉は、全身のバランスを整えるのに重要な筋肉だ。しっかりと柔軟性を持たせることで、けがの予防に繋がる。もちろん背筋だけでなくバランスよく全身のストレッチを行うことを推奨する。
おすすめの背筋ストレッチ方法
背中の筋肉をしっかりほぐす背筋ストレッチの方法について紹介しよう。簡単に取り組めるものから、しっかり時間をかけてほぐす方法まで、あなたの目的に合った方法を見つけてマスターしてほしい。
1オフィスでもできる簡単ストレッチあまり時間が取れない方でも簡単にできるストレッチ。仕事の合間や休憩時間に、ぜひ取り入れてほしいメニューだ。
腰ひねりストレッチ1.椅子に座ったまま両足を床につける
2.椅子の手すりを掴み、上半身を捻って両肩が右を向くように回す
3.20秒程度キープ
4.前を向き、元の姿勢に戻る
5.左側も同様に行う
全身を使って、ゆっくりと行うことのできるストレッチ。リラックスした空間で、じっくりとストレッチを堪能してほしい。
広背筋ストレッチ1.四つん這いになり、ひじを床につける
2.ひじを床につけたまま両腕を伸ばすように身体を後ろへ引く
3.重心を下半身側に移動していき、お尻を突き出す
4.そのままの姿勢で20秒程度キープ
5.ゆっくりと元の姿勢に戻す
6.同様の動きを3~5回程度行う
1.丸椅子を用意し、クッションを置く(バランスボールがあればなお良し)
2.丸椅子の中央におへそ部分が当たるようにうつ伏せになって乗る
3.頭を床に近づけて、背中を丸める
4.20秒程度キープ
5.ゆっくりと元の姿勢に戻す
肩こりの原因である僧帽筋を伸ばすストレッチ。僧帽筋を上手にほぐして、辛い肩こりを解消しよう。
僧帽筋上部のストレッチ①1.椅子に浅く座り、背筋を伸ばす
2.右手を腰の後ろに回し、左側の椅子の端を掴む
3.頭の上から左手を通し、右耳の後ろに手をかける
4.ゆっくりと呼吸をしながら左前に身体を倒していく
5.痛みのない場所まで倒したら、20秒程度キープ
6.元の姿勢に戻し、背筋を伸ばす
7.逆向きも同様に行う
1.座った状態で首を前に傾ける
2.両手で首を持ち、ゆっくりと前に倒していく
3.そのままの状態から、さらに腰を前に曲げていく
4.30秒程度キープ
5.ゆっくりと元の姿勢に戻す
柔らかいクッションやベッドの上で取り組めるストレッチ。じっくりと身体をほぐすことは質のいい睡眠に繋がり、全身の疲労回復にもなる。
仰向けストレッチ1.仰向けに寝て両手を真横に広げる
2.右側の膝を立て、反対側に倒す
3.そのままの状態で顔を曲げた足と反対側に向ける
4.10秒程度キープ
5.元の姿勢に戻す
6.左足も同様に行う
ストレッチの効果をより高めるための基礎知識
背中にある筋肉について、知識を高めることで、背筋ストレッチの効果を高めることができる。どの筋肉がどんな役割を持っているのか、詳しく解説する。
背中の筋肉について背中の筋肉は表層筋(アウターマッスル)と深層筋(インナーマッスル)で構成されている。その文字通り、表面部分を覆うのが表層筋(アウターマッスル)で、深層部に分布する小さな筋肉が深層筋(インナーマッスル)である。
表層筋① 広背筋(こうはいきん)広背筋は肩甲骨の下に位置する筋肉で、非常に大きな筋肉。主に腕を前方や上方から引く動作の主働筋である。広背筋は意識して動かすことが難しく、伸ばしたりストレッチをしたい場合にはフォームが非常に重要になってくる。
表層筋②僧帽筋(そうぼうきん)背中の上部に位置しているのが僧帽筋だ。主に肩をすくめる動作、肩甲骨を寄せる動作の主働筋であり、首周りの筋肉としては非常に強いため、コリに影響がある部位と言われている。肩甲骨を寄せる動きと共にストレッチすることを意識したい。
深層筋①脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)脊柱起立筋は実は幾つかの筋肉のグループの呼称で、背中の中心部にある筋肉群を指す。主に身体をねじったり伸ばしたりする際に主働する筋肉。弱めの負荷で少し長めにストレッチするのがよい。
深層筋②菱形筋(りょうけいきん)菱形筋は脊椎から肩甲骨にかけて位置する筋肉で、僧帽筋の深部にある。主に肩甲骨を内側に引く動作の主働筋である。
深層筋③大円筋(だいえんきん)大円筋は肩周りにある筋肉で、肩関節の動作に影響を及ぼす。主に腕を体側に引き寄せる動作と腕を身体より後ろ側に回す動作をサポートしている。大円筋は広背筋と共同して働くことも多い筋肉だ。
背筋ストレッチの注意点・ポイント
ストレッチを行う際に知っていてほしい注意点・ポイントをまとめた。間違った方法や自己流にならないよう、十分注意して、ポイントを押さえよう。
筋肉痛の場合筋肉痛とは、筋肉の繊維が傷ついている状態を指す。その修復の過程で、筋肉は新たに強く太いものへと変貌していく。筋肉痛のときは少し休養し、身体をゆっくりと休めることが大切である。ストレッチも多少なら問題はないだろうが、長時間だったり負荷のかかるストレッチは避けるようにしたい。
ストレッチの強さ「痛い」と感じてしまうほどの強さでストレッチを行うと、逆に筋肉を傷つけてしまう。「気持ちいい」と感じる程度の強さから、強くても「痛気持ちいい」程度までにとどめておくようにしよう。(静的ストレッチの場合)
ストレッチのキープ時間各トレーニングメニューに記されている目安のキープ時間を守るようにしよう。伸ばしすぎると逆効果になる場合もある。
ストレッチ中の呼吸ストレッチは、なるべく深呼吸をするように意識しよう。息が浅かったり、止まったりしていると、どうしても力が入って硬くなりストレッチ効果が半減してしまう。
ストレッチする頻度・タイミングストレッチは、基本的に朝・晩で1日に2回行うのが理想である。また、同じ姿勢を取り続けてしまったタイミングで、少しだけでもストレッチを取り入れると、筋肉の硬直を防ぐことができるのでおすすめだ。
就寝前の疲労回復3分ストレッチ
「最近疲れがとれないなぁ~」と、思うことはありませんか? そういう方は、最近の生活習慣を思い浮かべてみてください。
疲れやすい人の生活パターンは?
自宅から駅まで徒歩10分以内
1日のほとんどを座った姿勢で過ごす
電車に乗ったらスマホか読書
ここ数年、運動習慣がない
これらに当てはまっていたら、日常生活の中で大きな動作がなく、毎日同じような動きしかしていない状態。年々カラダの可動範囲が狭くなり、どんどん筋肉が硬くなってしまっています。「疲れやすい」と感じているあなた、若い頃より自分のカラダが「硬い」と感じていませんか?
?なぜ、筋肉が硬いと疲れやすいの?カラダが硬いと、疲れやすくなります。 カラダが硬いとは、筋肉が硬いということを意味しますが、では、なぜ筋肉が硬いと疲れやすくなってしまうのでしょうか?
人間は、筋肉の伸縮によってカラダを動かしますが、、硬い人はその伸縮の幅が短い状態です。カラダを動かすときに、 その、短い伸縮幅で「必死に動かしている」ので、あまり動いていない割に消費が激しくなり、疲れやすくなってしまうというわけです。
?筋肉は誰でも柔らかくなる?「生まれつき硬いから、仕方ない」とあきらめていませんか? 安心してください。筋肉は誰でも柔らかくすることができます。 筋肉を柔らかくするとは、言い換えれば、筋肉を長くするということといえます。
?筋肉を長くする?筋肉は、「筋線維」という細い糸状の組織で構成されていて、筋線維はさらに細い「筋原線維」という細胞が束になってできています。
この筋原線維には、節のようなものがあり、これを「サルコメア(筋節)」といいます。このサルコメアを増やせば、筋肉の長さが長くなり、 その分伸縮の幅も長くなって、結果、柔らかいカラダになるのです。つまり、サルコメアを増やせば、疲れにくいカラダになれるということなんです。
!就寝前の3分ストレッチでサルコメアを増やそう!サルコメアを増やすには、毎日のストレッチが効果的。筋肉を限界まで伸ばし、それを日々繰り返すことでサルコメアが少しずつ増えていきます。 しかも、疲労回復には睡眠が欠かせません。就寝前に行うことで、自律神経が副交感神経に切り替わり、より眠りやすい状態になります。 良く伸ばし、よく眠ること。この2つのポイントを押さえれば、慢性的な疲労も解消されるはず!
ここで、就寝前におすすめの3つのストレッチを紹介します。
肩甲骨のストレッチ
1日中パソコンやスマホをいじっていると、姿勢が前かがみになりがち。肩甲骨の動きが硬くなって、肩周辺の血流が低下し、肩こりにもなりやすい傾向に。 肩甲骨を伸ばせば、ストレスによる浅い呼吸も解消され、リラックス効果も抜群!
ストレッチの方法
四つんばいの姿勢から、両腕を前方に伸ばし、頭をぐっと下げる。
そのまま、ゆっくり呼吸をしながら30秒静止。
股関節のストレッチ
骨盤は上半身と下半身をつなぐ重要な部位。股関節をほぐすことで、血流の流れをうながすと同時に、 歩行や立ち上がり動作などでたまった疲れをとります。
ストレッチの方法
座った姿勢から両足裏を合わせ、カラダを前に倒す。そのまま、ゆっくり呼吸をしながら30秒静止。
太もも裏側のストレッチ
1日の終わりは、下半身がむくむことも多いはず。下半身の血液がうまく循環せず、疲労物質もたまりやすくなります。太ももの裏からふくらはぎといった 脚の裏側の筋肉をほぐすことで、下半身の負担を軽減させます。
ストレッチの方法
一方の脚を伸ばし、反対側の脚を内側に曲げる。伸ばしたほうのつま先をつかみ、そのまま、ゆっくり呼吸をしながら30秒静止。左右逆側も同様に。 つま先に手が届かない方は、ひざを少し曲げてもOKです。
いかがですか? 就寝前にこの3つのストレッチをやるだけでも、朝目覚めたとき、いつもよりカラダが軽く感じられるようになると思いますよ。ぜひお試しください。 (監修・執筆 千葉慶博)
あなたの疲労回復方法で疲れは取れない!? 本当に効き目があるのはコレ!
「最近仕事が忙しくて、疲れが取れないなあ……」そんな風に感じることはありませんか? 疲労を回復させるためのさまざまな方法を試しているのに、あまり効果が実感できていないそこのあなた! 実はその疲労回復法の常識、間違っているかもしれません。
そこで、実は逆効果なNG疲労回復方法から、本当に効き目のある正しい疲労回復方法まで、疲れを取りたい人のための新常識をお伝えします。 しっかり疲労を回復し、エネルギッシュな毎日を送りましょう!
疲労が蓄積されるメカニズム
そもそも疲労とは、身体が休息を必要としていることを脳に知らせるためのものです。その信号は、肉体的または精神的な活動の際に必要なエネルギーを 作る過程で生まれる「活性酸素」の増加によって送られます。活性酸素の酸化作用により細胞が傷つけられ、そこから老廃物が発生することで脳は「疲れた」 というサインを受け取ります。そのため、運動したり緊張したりすることで疲労を感じるのです。
これは動物の本能で、普通は疲れを感じるといったん活動をやめて休むことができるようになっています。しかし人間だけは、興奮していたり幸福感や達成感に 満たされていたりすると、疲労という警告を脳が無視してしまうのです。その結果、十分に疲労回復していないのにまた活動してしまうため、どんどん疲労が 蓄積されるのです。
疲労の種類とその原因
疲労と一口に言っても、その種類はさまざま。自分の疲れの種類と、どうして疲れを感じてしまうかについて、しっかり把握しておきましょう。
①末梢疲労中枢――つまり脳ではない、末梢の部分である身体を動かした後の疲れのことを指します。運動したり長時間立ち仕事だったりすると、身体がだるさを感じます。そのような筋肉疲労がこれに当てはまります。ほとんどの場合、睡眠や休息によって回復します。
②眼精疲労眼精疲労も、目の筋肉を動かしているから起こる末梢疲労じゃないの?と思われるかもしれませんが、実は目が疲れているのではなく自律神経の疲れが原因と言われています。
パソコンやスマホを使っているとき、脳は緊張・興奮状態にあり、交感神経が活発になっています。交感神経優位の状態では、獲物を探す動物の本能として目は遠くを見るようになっています。しかし、たいていの場合スクリーンは目の前にありますよね。近くを見るように指示するのは本来リラックスしているときに優位になる副交感神経です。本来交感神経が活発なはずなのに、無理やり副交感神経に刺激を出す矛盾により、自律神経が疲れてしまうのです。
③中枢性疲労脳が長時間緊張している状態だと、調整能力がうまく機能しなくなってしまいます。そのせいで倦怠感を感じてしまうのです。疲れてぼんやりしてしまうのも、この中枢性疲労が原因です。
中枢性疲労には、ストレスや睡眠・栄養の不足などによる「生理的疲労」と、病気を原因とする「病的疲労」があります。生理的疲労の場合は生活習慣の乱れを改善することである程度の回復が見込めますが、病的疲労は原因の病気が治らない限り持続するでしょう。
④精神疲労心が疲れてしまっていつものように機能せず、何事にも無気力になってしまうなどの症状が出てくるのが精神疲労です。原因として、過度なストレスなどが考えられます。
今すぐできる! 正しい疲労回復方法
疲れを取るためには、どのような対策が必要なのでしょうか? ここでは疲労を回復する方法や、必要な栄養を含む食材についてご紹介します。心身ともに疲れ知らずで健康な生活を手に入れましょう。
①睡眠は量より質
最も効果的な疲労回復方法は、やっぱり十分な睡眠をとること。睡眠中は脳が休まり、新陳代謝が行われます。しかし、長時間ひたすら寝ればいいというわけではありません。ぐっすり眠って朝日でシャキっと目覚める、そんな質のよい睡眠が大切です。
②湯船に浸かってリラックス
疲れているからと、短時間のシャワーで入浴を済ますのはもったいないです。38℃~40℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることにより副交感神経が刺激されて、質のよい睡眠に導いてくれます。また、血行がよくなって老廃物を排出することができます。湯船に浸かるとリラックス効果があるため、ストレス解消にも役立つでしょう。
③適度に身体を動かす
身体を動かすとよけい疲れてしまいそう……と思うかもしれませんが、全身の血流を促して疲労物質を取り除く効果があるため、身体を軽くほぐしてあげることで疲労回復が期待できます。ちょっとした気分転換にもなり、一石二鳥です。
ウォーキング軽い有酸素運動は、筋肉を適度に刺激してくれるだけでなく、心を落ち着かせるセロトニンという脳内物質も分泌されます。また、自然の中で運動すると、身体的にも肉体的にも疲労を取り除いてくれる効果があります。
ストレッチ、ヨガ凝り固まって縮んだ筋肉を伸ばすことで血行がよくなり、全身の筋肉に酸素や栄養がいきわたることで疲労回復が早まります。お風呂上がりに行うとよりいっそう効果が高まるためオススメです。
マッサージ筋肉を優しくマッサージすると、血液やリンパの流れがよくなり老廃物が排出されます。また、気持ちいいと感じることでリラックス効果も期待できるでしょう。
④この食材が効果てきめん
疲れているときは、食欲もあまりないかもしれません。しかし、身体は疲労を回復させるための栄養を欲しています。疲れた身体に効果アリな食材をご紹介するので、しっかり食べて元気になりましょう!
豚肉豚肉にはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は体内のエネルギー生成に使われるため、新陳代謝や疲労回復を促す効果があります。 アリシンという成分と一緒に摂ることで吸収が高まるため、アリシンを含む玉ねぎやニンニク、ニラなどの食材と一緒に調理するのがオススメです。
鶏肉鶏肉、特にむね肉にはイミダペプチドという成分が豊富に含まれており、科学的に抗疲労効果が高いと証明されています。また、鶏むね肉は他の肉類と比べてさっぱりしているので、 疲れていても食べやすい食材です。
レバー豚肉に豊富に含まれるビタミンB群ですが、レバーにもビタミンB2がたっぷり含まれています。さらに、全身に酸素を供給するために必要な鉄分も摂ることができるため、 疲労回復にぴったりの食材といえます。
緑黄色野菜、柑橘類の果物色鮮やかな野菜や酸っぱい果物にはビタミンCが豊富なため抗酸化作用があり、慢性的な疲労の原因にもなる活性酸素を取り除く働きがあります。 ビタミンCは鉄分の吸収率もアップさせてくれます。また、お酢などにも含まれるクエン酸は、疲れを和らげる効果があります。
ナッツ類アーモンドなどのナッツ類はビタミンEが豊富で、こちらも抗酸化作用により活性酸素を取り除いてくれます。野菜や果物と一緒に摂るとさらなる効果が期待できるので、 手軽に食べられるおやつやおつまみとしてはもちろん、サラダの上から散らして食べるのもいいでしょう。
やっちゃダメ! 疲労回復NG行動とは?
やっていませんか? 疲れへのNGな対処法
これまでは疲れたときにオススメの疲労回復方法をご紹介してきました。ここでは反対に、やってしまいがちなNG疲労回復法についてお教えします。 今まで効果があると思っていたあの方法も、実はむしろ逆効果かも!?
栄養ドリンクを飲むコンビニなどで簡単に手に入る、栄養ドリンクやエナジードリンク。しかし、疲労回復を謳った成分がたくさん配合されているにもかかわらず、 その効果が実証されているものはひとつもないそう。カフェインによる覚醒作用で一時的に疲れをごまかし、集中力を高めているにすぎないのです。 しかも、それらの中には飲みやすくするために糖分が多く含まれているものもあり、そのせいで本来疲労回復に使われるはずのビタミンB1が糖分の代謝に使われるため、 効果が切れてしまったあとには疲労感や眠気が増している……なんてことにもなりかねません。ここぞというときに利用するだけにとどめ、長期的に服用するのは避けましょう。
熱いお風呂に入る疲れた日はアツアツの湯船に浸かって、身体をあたためリフレッシュしようと考える人も多いはず。しかし、温度の高い40℃以上のお湯に入ると交感神経が刺激されて 覚醒作用が働いてしまい、寝つきが悪くなってしまうのです。さらに、熱いお湯に入ると活性酸素がたくさん発生して脳疲労が蓄積され、よけいに疲れてしまうことも……。 朝風呂には温度が高めのお湯が適しているといえますが、疲れて帰った日はぬるめのお湯に15分前後ゆっくり浸かるほうがいいでしょう。
とにかく動かずじっとしている身体を動かすとさらに疲れるからといって、運動せずにずっと同じ姿勢で座っているなどすると、筋肉が凝り固まって血行が悪くなってしまい、 疲労回復を妨げる原因になってしまいます。 デスクワークで長時間立ち上がらずにパソコンとにらめっこしている人にもありがちなことなので、ときどきストレッチなどをするように心がけることが大切です。
ジムに行って汗を流す軽く身体を動かすことは疲労回復に効果的ですが、疲れているときに激しい運動をするのはあまりオススメできません。ジムなどで肉体をいじめ抜くと、 脳に興奮や快感を感じる物質が作用します。この状態の脳は疲労を無視してしまうために疲労感を感じにくく、疲れが取れたような気になってしまいます。 しかしもちろんそんなはずはありません。それどころか、よけいに疲れが蓄積されてしまう原因になる可能性も。 ストレス発散のためにショッピングなどで人ごみに行くのも同じような状態になってしまうため、控えることをオススメします。
スタミナ料理を食べる「スタミナ料理」と聞いて、焼肉やうな重を思い浮かべた人は要注意! 実は、これら脂肪分を多く含む食事は、消化する際に胃腸に負担がかかり、 内臓の疲労を増大させてしまうのです。 戦前・戦時中から戦後にかけての深刻な食糧難だった時代は、エネルギー不足によって疲れを感じるという症状がよく見られました。 そのため、少量でもたくさんのエネルギーを摂取できるうなぎなどが「精をつける」食材とされました。 しかし、飽食の時代と言われる現代の日本では、まずそのような原因で疲労を感じることは考えられません。そのため、疲労回復を目的に焼肉やうなぎ料理を食べても 効果は期待できないでしょう。 ただ、好物を食べてストレス発散することが必ずしも悪いというわけではないので、暴飲暴食にならないようほどほどにして、内臓をいたわるようにしましょう。
趣味でストレス発散がんばった日の仕事帰りやたまの休日は、大好きな趣味に没頭して嫌なことを忘れたいと思うかもしれません。しかし、好きなことをしている間の脳は興奮状態に陥り 幸福感に満たされているため、疲労を感じなくなってしまいます。 特に注意したいのが、夜に帰宅してからテレビやゲームなどの画面の光を長時間見ること。脳が興奮するのに加えて、明るい光も交感神経が活発になる原因になります。すると、身体は疲れているはずなのに疲れを感じにくくなり、また交感神経によって覚醒作用が働き眠れなくなるのです。睡眠の質を下げることにつながるので、寝る前にテレビやスマホを見るのはNGです。
疲れを取って、元気な明日を手に入れよう
勤勉で誠実と言われる日本人は、肉体的にも精神的にも疲れを感じることが多いのではないでしょうか。「過労死」が英語の辞書に「karoshi」と掲載されていることからも、日本人が仕事をがんばりすぎて疲れを溜め込むタイプだということがわかります。
疲れるのはがんばった証拠です。無理は禁物ですが、疲労とうまく付き合う術を身につけて、明日も元気に過ごしたいですね!



